歯科恐怖症②

皆さま、こんにちは。 副院長の弘子です☺︎

昨日のブログ、歯科恐怖症①では、

歯科恐怖症とはどんなものかを書かせていただきました。

歯医者に行きたくても、怖くて行けない。

頑張って行ってみたけど、治療する前に逃げたい気持ちになった。

治療は何とかできたけど、汗は出てくるし、息が苦しくなってしまった。 ・・・

 

歯科恐怖症は、歯医者で過去の痛い、怖い経験から生じるだけでなく、

予防接種をして、白衣を見るだけで、痛いことを連想して、怖くて泣いてしまうお子さん。

人によって、恐怖を感じる理由は違います。

どんな方が
歯医者に行きたくても、、、
行かなくちゃと思っていても、、、
歯医者に行けないのかを書いてみます。

娘は、生まれてすぐ、アトピーを発症し、原因を調べるために、2ヶ月に満たないときから、泣き叫ぶ中、何度も採血をしました。(動かないようにバスタオルでぐるぐる巻きにされて泣き叫んでいる娘の様子が今でも忘れられません( ;  ; ))

とても小さい頃の出来事。

きっと、覚えていないだろうと思っていたのですが、
彼女の、潜在意識の中に、
病院は怖いところ
と植えつけられていたのでしょう。

すこし大きくなって、予防接種のために病院へ行くと、
暴れて、車から降りない。

いつも慣れているわらび歯科医院でも、
しかも、ママが、乳歯を抜くといっても、
チェアにさえ座れない・・・。

彼女は、頭では大丈夫、怖くないとわかっているけれど、
身体が拒否をしてしまっていたのです。

また、何年か前ですが、ちゃんとチェアに座れるし、
治療もできるのだけど、
治療が始まると、
なぜかボロボロと涙が出てきてしまう。

「痛いの?」「辛いの?」と聞いても、
首を横に振る小学生のお子さん。

娘のこともあったので、お母様に、

「何か、小さい頃に病院などで、痛い思いをされたり、怖い思いをしたことがありますか?」

とお聞きしたところ、

「小さい頃から、中耳炎で、耳鼻科の治療で痛くてよく泣いていた。」

というお話をお聞きすることができました。

このお子さんは、治療を拒否するわけでもなく、
ちゃんとお口も開けられるのですが、
ただ、涙がボロボロと出てきてしまう。

私は、涙なしで治療を受けてもらいたいと思いました。

それから、お口の模型を見てもらったり、
どんな治療をするか、
痛みを伴わない治療だということを何度か説明して、治療をするようにしました。

また、何かあれば、手を上げて合図をしてもらえれば、途中で休憩できることも伝えました。

そういうことを毎回しているうちに、

涙なしで治療ができるように・・・。

私もお子さんもとても嬉しいことでした。

また、他の方で、治療は怖くないのだけど、

嘔吐反射がある。(お口に器具や、型取りするものなどが入ると吐きそう、または吐いてしまう・・・)

そのために、歯科医院から遠ざかってしまった方もいらっしゃいます。

こういう方は、結構多いのです。

一度、吐いてしまった経験がある方は、

また、あんなことが起きたらどうしよう・・・と思ってしまいますよね。

でも、嘔吐反射は気持ちがリラックスしていたり、
器具が吐き気を催しそうなところに当たらなければ、
だんだん慣れてきて、いつの間にかに平気になっていることがあります。

私が今、治療させていただいている患者さんも、
以前は型取りをするとき、
患者さん自身も私たちも大変だったのですが、

今は、平気になっていらっしゃいます(^_^)

わらび歯科医院では、こういうことは結構しょっちゅうあることです。

そのための工夫。

まず、患者さんにリラックスしていただけるように、

全スタッフでサポートします。

リラックスしていただくために、

皆さまが困っていらっしゃることをしっかりとお聞きする。

何が怖いのか、何が辛いのかも。

そして、その怖さ、辛さを除く方法を考えます。

この方法は、一人一人違います。

怖さ、辛さの原因となったのは何なのか、

過去の経験からなのか、想像で怖くなっているのか・・・など。

脳は、過去の経験、情報から、こうだったらこういう反応をするということを記憶しています。

例えば、歯医者に行くと心臓がバクバクしだして、苦しくなるという方がいらっしゃるとしましょう。(大人編)

まずは、受付でご様子をお聞きします。

どんな治療、どういう対応をご希望かお聞きすることもできます。

診察室に入ってからは、歯科医、または衛生士が、受付でお聞きしたお話を元に、症状などを詳しくお聞きします。

この後、必要でしたら、レントゲン写真や、お口の中の写真を撮ったり。

また、検査する前に、まず、治療に慣れていただくのが必要だと思われた場合は、

治療の説明をしたり、

怖くない治療;歯肉マッサージや、歯磨き練習など、、、

その方にあった
治療前の歯科医院怖くないよ!大作戦を実施してみます。
これは、患者さんのご希望に沿った内容で・・・。

回数を重ねて慣れていただいてから、

検査や、治療を始めます。

検査や治療も、痛くない治療を心がけていますので、安心して受けていただけると思います。

具体的なスタッフの対応については、次回、書かせていただきますね。

今日は、

歯科恐怖症の方は、たくさんいるよ!

あなただけではないですよ!

そして、治療をしたいと思われたら、その方法はいくらでもあるよ!

ということをお伝えできていれば、嬉しいです。

☺︎おまけ☺︎
12月は、診療以外にも事務的なこと、諸々で転びそうになるぐらい(笑)バタバタしてしまう月です。
さらに、週末は泊まりのセミナーが続き、母としての役割が〜。
今日こそは、しっかりご飯を作ろうと思っていたのですが、末娘が一緒に作りたい〜!さらには、一人で作ってみたい〜!と。
はい。手伝いはよくしてくれるのですが、最初から最後まで一人の作品は初めてです。

盛り付けも娘ですので、これは何料理?と思われるかもしれませんが(娘には内緒)、
ジューシーそぼろと野菜のうどんビビンバ(下にうどんが入っている)&お豆腐と海苔のスープだそうです。

院長、涙を出しそうなくらい、嬉しそうに
「美味しい、美味しい」と言って、完食しておりました(^_^)
・・・ですので、気づけば、私の分はなくなっており、私の口には入らず・・・( ;  ; ) まっ!いいでしょう。

やりたい気持ちを大切にしたいですね。
娘のおかげで、このブログもいつもより早く書くことができました。
ありがとう!!!

 

 

 

 

4 件のコメント

  • 歯科恐怖症の方が多くて安心しました。
    周りに聞いても自分のようにビビってる人はおらず(中には治療中に寝てしまう人も…(笑))大人になってもこんな事言ってるのは自分位なのかなぁ?と思っていました(笑)

    自分のように歯科に恐怖を持っている方は早くわらび歯科に出会えたら良いですね♫

    • コメントありがとうございます。  はい、皆さま、はじめは、怖い気持ちでいっぱいかと思いますよ。
      山口さんのように、通うのが楽しみになってくださったら、私たちはとても嬉しいです。 

  • 娘さん可愛いですね♫
    院長先生が涙出すほど感動する気持ちわかる気がします。
    娘がそんな事してくれたらたまりません(笑)可愛くて仕方ないでしょうね。

    • はい。可愛いですね。  仕事をしていると、一緒に過ごせる時間が少ないので、できるだけ、一緒にいる時間は、ぎゅっと濃厚に?楽しみたいと思っています。子供は、やりたい気持ち、好奇心が旺盛ですよね。 大人になった今、子供に見習って、やりたい気持ちを大切にしたいと思います。  どんどん言ってみましょう。

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